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■ブラックヘナ
ボディーアートやヘアカラーとして使用され、PPD(パラフェニレンジアミン)という人体に多くの悪影響(発がん性など)を及ぼすと言われている有毒な成分を少量のヘナに加え、短時間で黒色に染めるものです。ボディーアートとして使用した場合、約1週間〜2週間位、色残りを持続することができますがPPDの用途はユーザーの健康と安全性に危険を及ぼします。PPDを含有したペーストを使用すると、特徴として使用した時に、皮膚が赤くなってきたり、やけどのようなヒリヒリとした感じを受けることがあります。

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ブラックヘナ実際の事故例(以下は多数ある事故数のいち例です)
●スリランカの女性人気歌手マリニ・ブラトシンハラ(51才) 01年3月
急性気管支喘息(アナフィラキシー)で死亡。死亡原因は毛染め剤の「ブラックヘナ」に含まれたPPD。スリランカの新聞「サンデー・オブサーバー」は同年の6月3日付けで「保健省の薬品規制局は、すべての未登録毛染め剤を市場から回収する」と記載。
●ヘナペーストに混合されたPPDによる中毒で1984年〜1989年の間にスーダンで31人の子供達が皮膚からの吸収、及び誤飲のために入院。すべての子供達は激しい浮腫などを訴え、そのうちの15人が呼吸妨害用の緊急気管開口術が必要とされました。腹膜透析の後に回復した5人の子供達には腎臓障害が起こり、死亡率は高く24時間以内に13人が死亡。PPDの使用制限は、スーダンおよび影響を受けた他の国々で緊急に必要とされました。こちらも同様に死亡原因はヘナに含まれたPPDでした。
■ストリートパフォーマー(ブラックヘナアーティスト)▲
ブラックヘナは即時に反応を示す場合と使用後、約3日〜10日(あるいはそれ以降)に遅れた過敏反応を起こす場合があります。これはPPDの使用量や個人の体質にもよります。観光地やビーチなどでストリートパフォーマーにペイントしてもらったブラックヘナの被害にあうケースも数多くありますが、大抵は反応が即時にでてしまうような量を使用しないため、遅れた過敏反応を起こすケースが多いようです。この遅れのためにブラックヘナを扱うストリートパフォーマーの多くは、それらが引き起こしている苦痛に直面することがありません。彼らがPPDを使用するのは黒色が持続することの他に、それが安いということです。非常に安い、黒い毛染め剤を買い、少量のヘナと混合することで、より簡単に多くの利益を作ることができるのです。PPDを多量に含んだ黒い毛染め剤を使用し、それを「ブラックヘナ」と呼ぶストリートパフォーマーによって毎年多くの人々が被害にあいます。
■PPD(パラフェニレンジアミン)について▲
市場に出ているほとんどの毛染め剤に使用されている芳香性のアミン合成物です。その他、毛皮の染料、アラミド繊維、絵の具のコンポーネント等にも使用されています。また、PPDを含まない製品でもこれに似た化学構造をもつパラアミノフェノール等、PPDに代わる物質を含んでるものもありますが、こちらも同様に健康上の問題が指摘されています。PPD配合の毛染め剤を使うと首筋や頭皮のあたりがうっすらと赤くなる場合もあり、熱く感じたり火傷のようなヒリヒリした感じを受ける時もあります。また、PPDの飛沫の吸入ではぜんそくや鼻炎などの粘膜障害になると言われています。
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*秀潤社発行の皮膚科専門誌 Visual Dermatology2004年1月号
PART2 化粧品成分
CASE7:パラフェニレンジアミン(PPD)によるヘアダイ皮膚炎
CASE8:バリ島で入れたTATTOOに含まれたPPDによる接触皮膚炎
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*読売新聞 毛染め剤で炎症、アレルギーのおそれ
国民生活センターによると、1998年度から2004年度までに寄せられた18歳以下での危害情報は5件。04年度には、染毛剤を使用し続けたことで小学校低学年の男児の腎臓機能が低下したという苦情があった。脱色剤を使ったところ頭髪がすべて抜け落ち、医師から「今後、生えてこない可能性もある」と言われた男子高校生、染毛料が顔に付着しやけどを負った女子中学生などの例もある。
*海外 Health Canada
テンポラリータトゥーインク、ブラックヘナの注意警告公表
タイムズ(1月6日と22日)および皮膚科の英国ジャーナル記事は、PPDは皮膚から容易に吸収ができてしまう固有の危険を強調しました。
より多くの人々がPPDに反応し、非常に大きな危険性があるとみて、毛染めでのその使用が1900年代の初めにドイツで禁止されました。PPDに対する増感はいくつかの国々によって考慮され、その後スウェーデン、続いてフランスと禁止されました。多数の国々で指摘し考慮される中、日本ではまだ毛染めの添加物として使用されているのが実情です。
■その他、ヘナとの混合に望ましくないもの▲
ブラックヘナの代わりにヘナの色をより暗くし、より利益を得るために他にも危険な材料を使用しているところもあります。クルミの葉や殻などを利用したものもありますが、多くの人がクルミに対して強いアレルギー反応を示します。医薬品のカンフルも色を暗くだしますが、発疹や吐きげ、酔いのような症状を起こす場合が多くあります。
以下はヘナの色をより暗く、あるいは色を変えるもので危険な材料
ジアミンで終了する成分を含んだもの。
毛染め剤(どの色にもあてはまります)
ブラックヘナパウダー
合成の織物染料
ドライクリーニングの衣類液体
灯油
ガソリン
テレビン
クローブバットオイル
ランプ油など
これらが混合されたヘナを使用する事は、発ガン性やその他の重病につながる恐れがあり大変危険ですのでご注意ください。
■ヘナパウダー▲
ヘナパウダーが古いか新鮮かはとても重要なポイントです。古いヘナはカラーリングとして使用する場合、ヘナ独特の髪を守る働きや着色効果などを失い、ボディーアートとして使用する場合、色の定着がとても遅く、長時間ペーストをしても色が薄いといった問題で、これらは望ましい結果を与えてくれません。良質なヘナの条件の一つとして葉のみを使用していることです。枝や茎のほうまで粉末にされたものは良質とは言えません。また通常は非常に乾燥した地帯で成長しますが、痩せている土地で育ったものはヘナ本来の威力を発揮できないまま育ちます。日本では、まれに天然100%としながらも、着色・発色効果を促しながらカラーリングのみ、あるいはボディーアートのみ、などというヘナが販売されていますが、100%純粋な高品質のヘナはどちらにもきれいに発色します。ヘナが盛んな国々では、ヘナタトゥーおよびカラーリングヘナの両方に使用するのは、ごく当たり前のことであり、髪専用やボディー専用という天然100%のヘナはありません。ヘナの品質レベルにも関わる着色、及び発色の強弱は、あくまでも収穫されたヘナのローソンレベルに大きく関係します。
■マーケティング策略▲
多くの人が、より鮮やかな緑色のヘナほど良質のヘナと思っているようです。同様にアメリカなどでもリンゴに魅力を与えるためにろうと油で磨かれます。これは単にマーケティング策略で、ヘナ産業が活発な国々では、ヘナにより多くの魅力を与えるために、緑色に染められた砂をヘナパウダーと混合させ、ヘナ100%と偽り価格や重量を稼ぐといったケースが数多くあります。その他に土や同系色の植物等もありますが、特にインドではヘナに魅力を与えるとして緑色に染められた砂を使用するケースが多く見られます。最良のヘナを手に入れるには通常ヘナに詳しい同国人によって、評判の良いヘナ工場で直接買われます。その国以外の外国人が買い付けても買取の値段に関係なく、ほぼ高い確率で何かしら混合されていたり、とても古いというのが実情です。
■ヘナ全般▲
最近は日本の雑貨店などでもヘナを扱っているところが増えてきましたが、実際には海外のマーケット等ですでに店頭に出されているものを輸入しているケースがほとんどです。ヘナは主に熱帯地方で育ちますが、粉末やペースト状にされたヘナは直射日光の当たる場所や温度の高い所、口が開いたままの袋などに置いておくと極端に着色効果を失います。ヘナ産業が盛んな国々では極端に暑く、管理が行き届いていない所が多いため店頭に置かれているものは大抵これらに当てはまります。特に南アジアのほうでは良質なヘナが収穫できる一方で、売られているヘナによって混合物や、その使用分量もちがうのが大半を示します。日本ではそのようなヘナパウダー、およびヘナペーストが入ってくるのも珍しくはありません。使用後の人体への安全性がきちんと確認されないまま、いろいろな店や海外に出回るといったケースがよく見受けられ、実際に使用後、火傷の症状やケロイドになった例も数多く報告されています。


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